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2012-03-13

二五週目(2012/3/12 - 2012/3/18)

六日目
めずらしく天気が良かったせいか青空ランチタイム。
大人の集団がそろって広場のど真ん中に座り込んでサンドイッチをほおばる。
日本のオフィスではなかなか考えられなさそう。

仕事的にはスタジアム周りのパブリックスペースのデザインを新たに考える。
アイデアを求められるのはいいが、そのスピードが速い。学生の課題だと考えてといわれてから1週間くらい猶予があるのに対し、仕事だとその場ですぐ考えてすぐスケッチしてすぐに模型などのスタディに入らなければいけない。
物を示さなければいけないので、うだうだ考えてる時間はなく、とりあえず手を動かして自分の中でしっくりいきそうなものを進めてみる。
昔、組織設計事務所で働いている先生が、自分のチームメンバーには常にアイデアを2、3個持っているように要求するといっていたのを思い出す。
実務のハードさを垣間見る。

七日目
ここまでフランス語を喋られるとわかるようになりたい。英語もろくに聞き取れてないが…

ネイティブアメリカンには自分の発音や間違った文法でもどうにか通じるが、ベルギー人などの英語を第二言語とする人たちには通じないことがよくある。逆にフレンチなまりやスペインなまりにはよく悩まされる。今まで発音は二の次だと思ってたところがあったがヨーロッパにおいてははっきりとした正しい発音の重要性を感じる。

八日目
ボスに初めて会う。
来所するなりせわしなく動き回り、ささっといくつかミーティングを終わらせてまたどこかに行ってしまう。
担当しているプロジェクトはいくつか再考を促される。


高層ビルの足元と広場の使い方をスタディ中。

九日目
ついに帰宅時間が夜9時を回ってしまう。
ボスが来るようになるとミーティングとかがあって忙しくなるよう。

自分が帰宅した後にも所員さんたちはまだ仕事をしている。
海外でも人気建築事務所は薄給長時間労働らしく日本とあまり変わらない。
ベルギー人によると、ベルギーだけ見ても一般的に他の職種に比べて建築関係は労働時間が長いらしい。

十日目
初のボスとのちゃんとしたプロジェクトミーティング。
ダイヤグラムから建築を発想することが多いように思える事務所だが、ボスの手からダイヤグラムが生まれる瞬間を見ることができたので少し感動。確かに言葉の説明が7割くらいしかわかってなくてもボスの頭の中にあるやりたいことが明確にわかるダイアグラムだった。

そしてまさかの週末在宅ワークが残る。

帰宅後友人の誕生日パーティーへ。
学校の人たちにも久しぶりにあって懐かしさを感じる。
こういうパーティーに行くと本当にいろんな国出身の人がいておもしろい。

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