ページ

2012-04-20

イタリア① ミラノ~ヴィチェンツァ (2012/4/8-2012/4/10)


イタリア周遊の旅へと出発。

ミラノ



ミラノ大聖堂。

聖堂前広場に面する建物の屋上には何やら現代的なペントハウスがのっかっている。

広場は多くの人でにぎわっている。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。地面の模様も面白い。
高級ブテュックの中に特別高級感のあるマクドナルドも。
ディズニーランドっぽいなと思ったらワールドバザールのモデルになっているらしい。

大きなショッピングストリート。

大通りのわきには古典建築。

スフォルツェスコ城周辺を散歩。


中庭。

さらに北西に行くと大きな公園。

老若男女いろんな人でにぎわっていてとてもいい雰囲気の都市公園。

植栽も多様でとてもきれいな場所。

トラム軌道に芝生が生えているといい雰囲気。

ミラノは車の大通りの中央分離帯や街路樹が多い

CASA RUSTICI (ジュゼッペ・テラーニ)
ファサードに持ってこられた空中廊下的なバルコニーが特徴的。

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。
最後の晩餐は予約した上、15分しか見ることができず、さらに撮影禁止…。
絵は修道院の食堂の壁に描かれている。おそらく食堂の天井や他の壁にも何かしらの絵が描かれていた痕跡は見られるもののほとんどが失われていて最後の晩餐だけが修復されている。
かなり大きい絵だと聞いていたが、思っていたほどではなく、今まで写真などで見たものよりも色がとても淡くぼんやりしていて、とりわけ青色が目を引いた。

修道院中庭。植物がしっかり手入れされていてきれい。

街中にほとんど緑のないブリュッセルに住んでいるからか、街中の豊富な緑がとても新鮮で気持ちがいい。

ガララテーゼの集合住宅(アルド・ロッシ)
日本だと集合住宅でもわりと中まで見学に入っていくことができるが、ここは外国。
せっかく行ってみたが、さすがにセキュリティが厳重で入ることができず…。

聖フランチェスコ教会(ジオ・ポンティ)
教会部分はストリートから引きをとって、前面に広場を作っている。

外壁タイルの形やファサードに開けられたヴォイドや窓の形が特徴的。

ミランのストリートではリズミカルなバルコニーが目を引く。

そして溢れんばかりのプランターの植物で飾られたバルコニーをとてもよく見かける。イタリア人はバルコニーで植物を育てるのが好きなのだろうか。
こういうのを見るとバルコニーはストリートに対してとても重要な要素だし、この空間を大切に扱っていけばストリートの見え方がかなり変わるんだろうなと思える。

こういう風に大胆に育てられている植物もあって、本当に街に緑が多い。


Santa Maria presso San Satiro (Donato Bramante)

祭室の天井が遠近法を意識して実際より奥深く見えるように作られているのが面白い。

VELASCA TOWER (BBPR)

だいぶ異様な形のビルが見える。

何とも不思議な形で、下から見上げるとなかなかの迫力。
ちなみに設計者のひとりであるErnesto Nathan Rogersはリチャード・ロジャースのいとこらしい。

ブレラ美術館
2本一組の列柱に囲まれた中庭はいかにもイタリアという感じ。

裏庭のようなところへ出るとここにもたくさんの植物が育てられている。

美術館前のストリート。

PIRELLI TOWER (ジオ・ポンティ)
駅前に建つ平べったくて面白い開口デザインのビル。


コモ


ミラノから電車に揺られること約1時間、ファシズム時代のイタリア近代建築が多く残るコモへ。

サンテリア幼稚園(ジュゼッペ・テラーニ)


今でも幼稚園として使われているようでストリート側のファサードのガラスには幼稚園らしい絵が描かれている。中には入れなかったがこのエントランスあたりを見る限り、ところどころ傷んでいる。

内部をのぞくと大きな開口で明るそうだが、日差しの強い夏はかなり暑そう。

コモの街は観光地としても人気があるみたいで多くの人でにぎわっている。

カサ・デル・ファッショ(ジュゼッぺ・テラーニ)
もっと周囲から孤立して建っているものと思っていたが、普通に街中にあり、前面には車通りの多いストリートや鉄道軌道が走っていて意外。実際に建築を訪れると、本だけの情報からでは分かりにくい周辺環境が分かるから面白い。

窓サッシに木が使われていたのも意外。全体の白さとよく合う。

整然と分割された正面ファサードが印象的だが、側面も分割されているが窓のセットバックが少ない。

内部は入れなかったが、エントランスロビーの雰囲気はファサードの雰囲気に近い。

コモ湖へ。


湖の中心へと延びる桟橋は先まで歩くことができて、山にはケーブルカーが見える。

戦没者慰霊碑(アントニオ・サンテリア&ジュゼッぺ・テラーニ)
コモ湖畔に建っていてなかなかマッシブな印象。

ノヴォコムン集合住宅(ジュゼッペ・テラーニ)
シリンダー、直角、曲線からなる角が印象的。




CASA GIULIANI FRIGERO (ジュゼッペ・テラーニ)


ヴェローナ

駅から中心広場まで広い歩道のある大通りをけっこう歩く。
広場にはコロッセオがある。

ローマのコロッセオと見比べようと思い中にも入ってみる。

今でも使われているようで何かのイベントの準備をしている。

ヴェローナへ来た一番の目的、カステル・ヴェッキオへ。

カステル・ヴェッキオ美術館(カルロ・スカルパ)
日本でも安藤忠雄をはじめとする多くの建築家が自身の著書などで言及するリノベーション建築。





建物内側に窓が取り付けられていることもあり、奥行のある窓が多い。
デザインも色々なパターンがある。


鉄材が格子状に編まれた扉はいろんなところに使われている。



新旧の素材の組み合わせが絶妙。



イーゼルや他の絵画の展示用器具に至るまでデザインされている。

ここだけはトップライト付きのコンクリートによる空間。




塔の中の一つの内部。コールテン鋼の柵と階段は面白いデザイン。




美術館内は元の空間にさりげなくスカルパのデザインが付加されているが、この美術館と城壁の間の空間にはそれが結集されている。

ヴェローナ銀行(カルロ・スカルパ)
ファサードは古典的な感じもして面白いが、中には入れず。
前面には広場があるが、完全に駐車場になっていて残念。

ここに来て初めて知ったが、ヴェローナはロミオとジュリエットの舞台らしく、物語の中に登場するバルコニーがあって観光名所になっている。

最も大きなエルベ広場。こんなに多くの広場に面したバルコニーを持つ建物に囲まれた広場は初めてみる。

裏通りにはとても古そうな姿を持つ一角も。

ヴィチェンツァ

ミラノからベネチアへ行く途中でヴェローナとヴィチェンツァによったが、この強行日程はなかなかしんどい。

とはいえ、ヴィチェンツァはマニエリスムの建築家アンドレア・パラーディオの作品が数多く残る街なので必見。

駅を降りたらすぐに大きな公園。

コモやヴェローナは観光客でごった返していたが、ヴィチェンツァは観光客が少なく、落ち着いていてとてもいい雰囲気。

石材の微妙な色や積み方で壁面に模様をつけた教会。
ファサード全体の構成も見慣れない。

バシリカ(パラーディオ)


この広場にはもう一つパラーディオによるロッジアが面している。

ここにも広場に面したバルコニーが。イタリアの都市ではバルコニーが重要要素のように思えてくる。


メインストリートの名前はパラーディオ通り。
パラーディオ建築に引っ張られてか、街全体の建物の質が高く感じる。

パラッツォ・キエリカーティ(パラーディオ)


テアトロ・オリンピコ(パラーディオ)
古びた建物、外壁のツタや植栽、野外彫刻。
完全に中世にタイムスリップしたような中庭はとても美しくていい雰囲気。


この劇場は1580年に作られたが、今でも使われているようだった。

遠近法を利用した舞台装置。

パラーディオ建築のガイド板。まさにパラーディオの街。

Palazzo Trissino Baston (Vincenzo Scamozzi)
スカモッツィはパラーディオより少し後の時期に活躍し、ベネチアのサンマルコ広場の新行政館の設計を担当した建築家。

パラーディオらによるヴィチェンツァにある多くのパラッツォは地上階の階高が高く、ストリートに沿って列柱廊がある。そして、ストリートからは大きな入口を通して、上部から光がさす魅力的な中庭が見える。
一般的な中世都市の建物はストリートに対して閉ざされている印象があるが、パラッツォは前面空間や内部空間がストリートに解放的で、単体の建築が都市に参加しているような感じがして都市的な建築といえるのかもしれない。



ヴァルマラナ邸(パラーディオ)
水路も取り込んだデザイン。


なかなか損傷が激しいが、今でも個人邸として人が住んでいる気配があった。

ヴィラ・ロトンダにも行きたかったが、少し市街地から遠いので断念…。

暗くなる前にベネチアへと移動。


0 件のコメント:

コメントを投稿