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2011-12-25

十二週目(12/11-12/14)

ブリュッセルから電車で約1時間の街リエージュに行ってみる。

リエージュは何と言っても駅がすごい。
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設計はスペインの建築家サンティアゴ・カラトラバ。
即ファンになるレベルのかっこよさ。

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街の顔となる駅は小じんまりしたものではなく、これくらい大きなスケールで迫力のあるものであってほしい。

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今まで体験したことのない不思議でエキサイティングな空間。

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ヨーロッパの駅では良く感じるが、複数の線路と電車の発着が一つの大空間に一目で見えたときの駅特有のわくわく感は駅舎の設計上すごく大切な気がする。

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構造の美しさはもちろんのことこの白さはさらに美しさと透明感を際立たせる。

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内観はだいぶシャープな印象だが、離れてみると意外にもぼってりしている。

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僕たちと同様、いい大人たちもこの駅の空間にテンションが上がり、エスカレーターの降り際というシーン指定付きで写真撮影を頼まれる。

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ベルギーの駅はほぼ改札がないので、プラットホームと都市との強い境界性が感じられず、駅の空間と都市空間の関係が近い。電車に乗らない限りは誰でもはいれるので都市の一部としての駅の公共性みたいなものが日本よりも大きい気がする。

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川沿いを歩きつつ日曜市を見に行く。
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途中、木の影を模して舗装タイルを張るという面白いランドスケープデザインを発見。

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川には船があったり、男が逆立ちした謎の像があったり…。

日曜市に到着。
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リエージュの日曜市は川沿いに2キロくらいの大規模で開催されている。

この市で衝撃的だったのは…
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見ての通りたくさんの動物が売られていて、まるで動物園のような気分を味わえる。

インコやハムスターはペット用だろうが、買われたニワトリやウサギはどうなるのか…。
実際屠られた後のそいつらもちらほら見かけたし…。

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市場を後に、城壁跡のある高台に上ってみる。
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突然現れる尋常じゃない階段。モンタニュ・ビューランというらしい。

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さすがにあまり人の住んでいる気配はなかったが、中には住んでそうなところも。相当タフな住人だろう。

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息を切らしながら昇りきってみると予想通りのいい景色。階段の途中で何かの撮影もやっていた。確かにこの冗談のような階段、それ自体の雰囲気も良くて、景色も良くてでかなり絵になる。

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頂上には城壁跡を残した公園がある。ランニングコースのようになっていてほぼすべて坂道なのにも関わらず走っている人が結構いた。

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眼下にはさっきの川と街並み。右端に若干こんもりしているのがさっきの駅。

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降りる道は違う道で。こっちの道も城壁跡がいい味を出している。

途中、脇道があったので何だと思って入ってみると、
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城壁跡を利用して段々に作られた公園になっていた。
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普通の建物の入口のようなところから入っていったところこんなオープンスペースが広がっているなんて意外だったし、丘陵地なので階段で垂直に散策していく公園というのもしんどいが面白い。さらに城壁の要素が残っているので城壁を登っていくようで楽しい。

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最後に宮殿前のサン・ランベール広場のクリスマスマーケットに行く。
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基本的にクリスマスマーケットで売っているものはどこもあまり変わりがなく、クリスマスっぽくないものも多い。そしてお決まりの雑な観覧車。
ただ、広場に面した既存の店がクリスマスマーケットまでテントをのばして参加しているという形式を見たのはここが初めて。

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まさかこの2日後にこの広場で銃撃事件が起きるなんて思ってもみなかった。本当に痛ましく許されない事件。

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