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2011-12-25

ロンドン①(12/15-12/17)

ロンドンへ行く。
高速バスEUROLINEで往復約50ユーロ、片道約7時間。
この安さは魅力的だがバスでの長時間移動は環境が悪すぎてだいぶきつい。
もう二度とバスでロンドンに行くことはないだろう…。

1日目
バスはロンドンのビクトリアステーションに到着。
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この旅行を通していくつかの駅を利用したが、ロンドンは駅が結構面白い。
この駅もそうだが、古い大屋根の中にヒューマンスケールの建造物が建っていたり、内部空間が全体的にしっかりデザインされていたり。

歩いてテート・モダン美術館を目指す。
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バスの中からや歩きながらこの辺の街並みを見ると、こげ茶色のような暗めのレンガが印象的。
確かに到着前のロンドンのイメージはこげ茶色のレンガの街並みだったような気もするが、いざ来てみるとレトロで渋めの落ち着いた雰囲気を感じる。

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途中ギャラリーのような建物の壁面に人型の細工が。

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この建設中のビルはレンゾ・ピアノが設計で、シャード・ロンドン・ブリッジというらしい。
2012年完成で、今のところ完成したらヨーロッパで一番高いビルになるらしいが、この形がかっこいいとは到底思えない…。

テート・モダン前庭に到着。
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セント・ポール大聖堂からミレニアム・ブリッジを通っての軸線がこの前庭に行きつく。

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ヘルツォーク&ド・ムーロンによって、発電所だったものを現代美術館へとコンバージョン。

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企画展でやっていたゲルハルト・リヒターの展覧会を見る。
現代美術界の巨匠らしいが、美術に疎すぎて初めて知る。
作品は写真や絵画の中で物体と周囲の境界をぼかしたような表現が印象的だった。中でもその表現を複数枚のガラスを使って現実世界でも起こしてしまっている作品が面白かった。
他にも抽象画は色使いや構成がかっこよくてデザインや色々な分野に強く影響を与えているんだろうなと思った。

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元々発電所のタービン室だった大空間。

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この大空間、訪れる前はさぞ感動する事だろうと思い期待していたが、実際はそうでもなかった。
ここに面する展示室の光がうっすらと漏れてきているだけで、ほとんどが暗闇で満たされた空虚で寂しい空間という印象。ここでは時々インスタレーションが行われているらしいが、そういう時には劇的に空間が変化するような気もする。その時のためにあえて目立つライティングをしていないのだろうか。

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スロープに座り込む人々を見ると、ここになにかストリートファーニチャーを置いてみるのもいいかもしれない。

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どうやら同じくヘルツォーク&ド・ムロンによる増築計画が進行中のよう。

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展示室前のロビー。タービンホールの方に向けてソファーが置いてあるが、現時点ではタービンホールがただ真っ暗なので面白さや心地よさはなさそう。

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ロビーの壁には芸術運動の年表が。

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こちらは常設展の作品。韓国人のアーティストDo Ho Suhによるインスタレーション。
ある日の研究室ミーティングで助手の人が韓国人アーティストで布を使ってきれいで面白いインスタレーションをする人がいると言っていたのを思い出す。
その時はググってもうまくヒットしなかったが偶然ここでそのインスタレーションに出会う。
確かに面白いし階段の手すりとかの細かいところまで刺繍してあって驚く。

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テート・モダンの目玉ともいえる既存建物に乗っけられたガラスのボリュームは夜になると美しい。
しかし、その内部はバーのようになっていて散策するのが制限されてしまい自由に景色を眺められないし、ガラスの透明感を感じられるような空間ではなかった。外から見たら新旧の対比が強く感じられるが内部からだとほとんどそれは感じられなくて残念。

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クリストファー・レン設計のセントポール大聖堂のプロポーションやシルエットはかなりかっこいい。
クリストファー・レンは1666年のロンドン大火後の再建法の制定にかかわり、この再建法による不燃化規定や道路幅員規定が今日のロンドンの都市の骨格を作っているらしい。
院試の時に建築史でやったような気もするが、実際に来てみると実感がわく。

夜の街を歩いてみるとロンドンもクリスマスモード。
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スケート場ができていたり、

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パサージュが飾り付けられていたり。

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ロンドンの顔ともいえるであろう2階建てバス。もはや街並みの一部といえるくらい多く走っている。

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ロンドンの繁華街、ピカデリーサーカス。

ストリートパフォーマーもたくさんいる。
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スカートおじさんに

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超絶リンボー。


2日目午前
色々寄り道しながら大英博物館に向かう。
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やたらと立派なSt.Pancras駅。

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途中に会ったクラシックスタイルの教会。

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ホテルっぽかったがこれもかなり立派な建物。

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ロンドンのテラスハウスはこのエントランスの形式が多い。
入口までブリッジをかけることで地下室に自然光が入るようにしている。

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大英博物館。ルーブルに並ぶと聞いていたので同じようにどでかい前庭と庭園付きなのかと思っていたが意外にも素朴に街中に現れる。

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クラシックスタイルのきりっとしたかっこよさに酔いしれる。

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そしてなんといってもこの中庭が美しい。ノーマン・フォスターによる大屋根はもちろんのこと、徹底的に空間が白い。

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うまく写真は撮れなかったが屋根の影がこの白い空間に落ちるとさらに美しい。

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2012年ロンドンオリンピックのメダルが先駆けて公開されていた。

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とても半日では回れないが、見た中ではこの書庫風の展示室は特にいい雰囲気。

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近くに世界的な名門建築スクールAAスクールがあったので、作業場などちら見して食堂で昼食をいただく。

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