ページ

2011-12-04

十週目(11/27-12/3)

今週は特にどこにも行かなかったので出来事を箇条書き。


○KOTパーティー
スペイン人の友人のKOTパーティーに誘ってもらう。
KOTは主に学生が住むベルギーでは一般的なアパートメント。
シャワーとトイレとキッチンは全部共用のところもあれば、どれかが個室に含まれていることもあって建物によってまちまち。
共用キッチンに20人くらい集まって飲む。
自分の住んでいるところにはないので、こういう共用部があるのは少しうらやましい。


○ベルギーで初めて終電を逃す。
授業でゲントキャンパスに来ていたのだが、隣街だし遅くまで電車はあるだろうと油断していたら駅に着いた瞬間、ブリュッセル行きの電車が電光掲示板にないことに気づく。
ブリュセル-ゲント間は高速鉄道で約30分、その間は畑や牛や馬がいる牧草地が続くため歩いて帰ることは不可能。
やむなくタクシーで帰ることにするも、このタクシーがまたやっかい。
どうやらこっちのタクシーは日本みたいなメーター制ではなく交渉制。
つまり、気を抜くとぼったくらっれる。

お金持ってないアピールをしつつ、何人かのドライバーと交渉。
相場が分からないがこれ以上は下がりそうになかったのでどうにか3人で81ユーロで手を打つことに。

こっちに来てから車に乗ったのは初めてだったが、案の定運転は荒い。
都市間をつなぐ高速道路は街灯が少ないうえに、沿道には何もないのでめちゃくちゃ暗い。
ヘッドライトの先は真っ暗で何も見えないレベル。
そんな状況のなか平均140km/hでとばすので怖すぎて生きた心地がしない。


○初めて髪を切りに行く
去年の先輩がおまかせできってもらったところマッシュルームカットにされたという話を踏まえ、安全な日本人の居る美容室を探す。見つけたのはMarianne Grayというブリュッセルのグラン・プラスの近くにある美容室。どうやら美容師さんの話によると、歴代のAUSMIPの先輩方もここにお世話になっていたようである。


○ジャパニーズパーティー
ベルギー人の日本学を学ぶ友人が隣街のルーベンでジャパニーズパーティーなるものを開いてくれる。
パーティーといえば、酒とたばことダンスミュージックにおぼれがちな中、手作りのすしを食べ、その後フルーツバスケット的なゲームをするという健全すぎるパーティー。こういうパターンもたまにはありかもしれない。

ルーベン大学の日本人学生が何人か来ていたが、ルーベンには日本人学生はけっこう多いらしい。同じく隣町のゲントにあるゲント大学にも日本人学生は多いようなのだが、まだ一度もブリュッセルで日本人学生に会ったことがない。英語の授業を受けに別の大学に通っているがここでも日本人は見かけない。
美容師の人によるとブリュッセルに住む日本人学生がよく来ると言っていたが、どこの大学にいるのだろうか。


○古本屋
IMG_0627.jpg
何か面白そうな本はないかと古本屋を探してみる。ブリュッセルの中心地周辺にいくつも見つけたが、さすが他言語の国だけあってフランス語、オランダ語、英語といった本が入り乱れている。面白そうな本が埋もれている気はするが、それ見つけるにはかなりの時間と根気を要しそう…。これからもちょくちょく寄ってみることにする。


○これまでに聞いた各国の印象的な話
●ベルギー
ベルギーは言語や民族による政党の対立が根深くて、つい最近まで政府がなかったらしい。ちょっと調べてみると、イラクを抜いて世界最長の無政府状態の記録を更新。それがこの前、1年半ぶりに新政権が発足したよう。
そもそも独立宣言が1830年と、建国からまだ200年たっていないというのにも驚いた。

●ポルトガル
ポルトガル語でありがとうは「obrigado」、お茶は「chá」というらしい。パン「pan」みたいにポルトガルが日本語として定着した例は聞いたことがあるが、その逆もあるというのは知らなかった。
これは江戸時代の文化交流の名残だそうで、400年たった現代でも昔の関係性の足跡が息づいているなんて少し感動的。がぜんポルトガルに親近感がわく。
同じグループで課題をやっていたポルトガル人によると、建築も日本とポルトガルは似ているんじゃないかといっていた。ポルトガル建築をよく知らないので何とも言えないが、調べてみたら面白そう。

●スペイン
スペイン人は時間にルーズという噂は聞いていたがこれは身をもって体感している。基本的に待ち合わせ時間にはいないし、1時間近く遅れてくることもある。
また、他の国の若者に比べて、鼻ピアス率が高い気がする。
スペイン語は比較的英語に近い言語らしいが、動詞の活用が7つ(ちょっと未来、もうちょっと未来、さらに未来みたいな)あって英語より難しいそう。さらに方言のようなものなのか、バスク語というのがあるらしい。聴き比べてみたが確かに全然違う印象を受けた。

●トルコ
トルコ人は名前を二つ持っているらしい。父親と母親からそれぞれもらうが、家庭での力関係上たいてい母親が強いので母親からもらった名前を使うことが多いそう。娘に自分がつけた名前を使ってもらえないお父さん、かわいそすぎます。

●ブルガリア
ブルガリア人の中にはYesで首を横に振り、Noで縦に振る人たちがいるらしい。だけど少数派でややこしいので多くの人にとっては悪しき習慣とされているらしい。
日本人のイメージ通り、ヨーグルトはおいしく、琴欧州は有名らしい。

●チェコ
なぜかチェコの大学の原子力関係の学部には北朝鮮人が多いらしい。日本にとっては恐ろしい話。

0 件のコメント:

コメントを投稿