2日目午後
午後からはモンマルトル地区へ
そこへの地下鉄での移動中の出来事。
このダンディなおじさん、なぜ電車の中でマイクを持っているかというと...
ポータブルカラオケマシーン。
パリの地下鉄駅では市から公認を得たストリートミュージシャンがギターを弾いているのをよく見るが、さすがに電車の中で歌い出す人は初めて見た。こういうのは非公認だそう。
乗客のだれもが目線をそらす中、気持ちよく一曲歌いあげるダンディなおじさん。
しかもめちゃくちゃうまい。ムーチョムーチョ言っていたのでたぶんスペインの歌。
歌い終わってお小遣いを求めに行くも、誰もあげない。
場所が悪すぎるって、レストランとかだったら絶対儲けられるって。
とにかく驚嘆すべき歌唱力とメンタルの強さのおじさんだった。
モンマルトルの丘にあるサクレ・クール寺院。モンマルトルの丘はパリの中で最も高いところらしい。
この寺院はパリ市内のいろんなところから見えて、真っ白な外観が青空に映える。
像のように微動だにしないストリートパフォーマー。ときおりいきなり動いて通行人を驚かす。
内部ではステンドグラスを通った光がスジをなす。教会建築の真骨頂。
ここではドームの部分に上れてそこからの眺めは絶景。左端に見える細いのがエッフェル塔。
教会の足元でハープを披露するおしゃれおじさん。
丘から下っていく坂道は細くていろいろなお店があって面白い。
この辺りは観光客でにぎわっている。
謎の楽器を披露するおじさんとその愛犬。
最後にシテ島にあるサント=シャぺル教会へ
この教会のステンドグラスは圧巻。
まるで異世界。
夜は友達のフランスにいる友達たちとご飯を食べることになる。
それまで時間があったのでポンピドゥーセンターへ。
ムンク展と草間彌生展をやっていたので見に行く。
両者に共通するのは精神的におかしくなりそうな世界観。
草間さんのことは全然知らなかったけど、特にこれはおもしろかった。
ガラスと電球を使って周囲を点で埋め尽くす。
夕日とエッフェル塔。
それからノートルダム寺院で待ち合わせ。
この雰囲気の中、バイオリンを取り出し優雅に演奏しだす人がいた。
パリ、おしゃれすぎます。
3日目
この日は日本の建築家隈研吾さんの講演があったのでそれまでジュンク堂と無印良品に行ってみる。
ジュンク堂。品ぞろえはいいが値段は日本の2~3倍とられる。
ついでにルーブル美術館へ。
ルーブル宮殿の庭園。ラ・デファンスからの新都市軸の終着点。
大喜利に使えそうな一枚。
ルーブル美術館ガラスのピラミッド。
ルーブル界隈はとにかくスケールがでかい。
MUJI。こちらも日本の2倍はとられる。
この後、隈さんの講演へ。パリにいる日本人の学生が多いことに驚く。
内容は粒というキーワードに沿った過去の作品の解説。
・粒粒との間をデザインすることが建築の透明性につながる
・既存の都市の粒子のスケールは場所ごとに異なっていてそれを意識しながら自分のデザインの粒子のスケールを 決定していく
という話が面白かった。
帰りの電車まで時間があったのでパンテオンを見に行く。
でかい。
やっぱりでかい。
内部。真中にポールで囲われてるのが...
フーコーの振り子。ここにあるなんて知らなかった。
ちょうど展望台ツアーの時間だったので参加。
やはり絶景。
パリでは街の中に巨大でモニュメンタルな建物が点在していてそこから市街地を一望できる。
これは高層ビルがなくて建築や都市構造といった過去の遺産を残しているからこそできることで、
あらためて日本とは全く異なる都市空間であることを実感。
帰路に着く。
今回のパリを総じると、何といっても飯がまずい。夕食は3日とも外食に行ったが3戦全敗。
その割には高いし、ワインはいいけどビールはまずい。日本のサイゼリヤがなつかしくなる。
あとはブリュッセルと違って圧倒的に都会。道や広場は広いし人は多いし、華やかさが違う。
うちの学校の留学生クラスにフランス人がいない理由がわかった気がする。
そんな田舎のブリュッセルでも帰ってくるとなんだかほっとしてしまった。
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