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2012-02-04

アムステルダム(1/23-1/25)

ロッテルダムに続き、オランダのアムステルダムへ。

1日目(2012/1/23)
アムステルダムは運河の街。
地図を見るといくつもの運河がきれいな扇状に街中を流れている。
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運河が街と一体になっている印象が強く、晴れの日の街並みはとても美しいし歩いていて気持ちがいい。

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が、道が狭いのに自転車や自動車の交通量が多く、歩きにくいところも多い。

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港にちょうどに虹が見える。

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そしてアムステルダムの建物はあまりにも雑。
施工が荒いのか地盤が緩いのかはわからないが、平気で水平線はとんでもない曲がり方をしているし、

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ファサードが前面道路側に驚くほど傾いている光景をよく目にする。

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アムステルダムで初めてみたが、半地下に部屋があり、そこへの入り口と階段がある形式が多いが何のためなんだろうか。

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ロッテルダムと同じく、自転車大国らしい光景。自転車道もかなり整備されている。

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ユダヤ歴史博物館にあるユダヤ教の教会シナゴーク。
入るときにはユダヤ教の小さな円形の帽子のようなものをかぶらなくてはいけない。

全く知らなかったが、アムステルダムは多くのユダヤ人を受け入れてきた歴史があるらしい。

シナゴークには初めて入ったが、窓は大きく光を積極的に取り入れているし、木でつくられた天井やバルコニー、金色の華美な燭台などキリスト教会とはかなり異なる形式。

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けっこう大きめの広場に面して堂々と店を構えるCoffeeshop。
オランダではマリファナが合法だというのだけでも驚きなのに、店もこんなにポップな感じで普通にあるというのはさらなる驚き。

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ショッピングストリート。
この人通りの多い狭いストリートに、2台分のトラム軌道。ボーっとしてるとトラムとの接触もあり得る。

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中心街をふらふらしていると露店がたくさん並んでいるのを発見。

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オランダらしく、チューリップなどの球根や花を売っている店が多く、木靴を売っている店も。

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アムステルダムのトラムのデザインはロッテルダムと違ってそこまで違和感を感じない。

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OMA設計の店舗兼集合住宅、Byzantium。

ゴッホ美術館へ向かう。
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近くの大きな広場には I amsterdam のオブジェ。みんな思い思いのコラボレーションの仕方で写真撮影。

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この公園はかなり広く、狭い道と運河と高密度の建物からなる都市空間とのギャップがかなり大きくてものすごい開放感。
左にある楕円形の建物は黒川紀章設計のゴッホ美術館新館。公園に面する立面はまったくの無表情。

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反対側の方が造形的でサンクンガーデンのようなところもある。

黒川紀章を初めて知ったのは都知事選に出馬していたときなので、ただの変な人だと思っていたが建築を勉強していくと日本近代建築史上でのかなりのキーパーソンだと知り始める。ポンピドゥーにドローイングが所蔵されていたり、アムステルダムのような主要都市の主要な美術館を設計していることを知ると、改めて偉大な人だと感じる。

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いくつかの立派な建物が広場に面して建つ。十分引きをとって見れるのではっきり立面が認識できる。

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ゴッホ美術館本館。設計はデ・ステイルの建築家リートフェルト。デ・ステイル的な水平垂直線を多用する構成は少しは見られるが、3原色は外部はもちろん内部にも全く使われてなくて、外壁にはレンガの素材感がそのまま使われているしシュレーダー邸とは大違い。

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ゴッホ美術館の向かいに建つ建物の形式は1階と2階に入口があったり、窓周りの装飾が凝っていたりと珍しい。

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アムステルダムでは店の看板の色がきつくてかなり目立つ。

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ダム広場。

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夜の運河の風景もきれい。やはりヨーロッパの街にはオレンジの電灯が生み出す雰囲気がぴったり。

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アムステルダムに来て驚いたのは窓にカーテンが閉められていないところが多いということ。
店舗や事務所ならまだわかるが、個人住宅でも昼夜問わず平気で家の中を見せている。
とはいってもそういう家は決まって立派なインテリアだが。

2日目(2012/1/24)
再開発地区を見に行く。
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最初はボルネオ・スポールンブルグの人工島へ。
低層から大規模な高層まで様々なタイプの集合住宅が集まる。

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こういう光景を見るといかに日本が安全な国かを思い知らされる。

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水辺に近く、ここの住人のものと思われるボートが係留されている。
住環境もよさそうで裕福な人たちが多そうな雰囲気。

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低層住宅にも様々なタイポロジーがあり、こういう変わった形式のものも多くて面白い。
図面が手に入ればかなり集合住宅の設計の勉強になるんじゃないかと思うくらいバリエーションが多い。

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かなり水辺に近い住宅のエリア。
台風が多い日本では絶対にできないだろうデザイン。
それぞれのファサードデザインを色々な建築家に任せたらしい。

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ここまでデザインがバラバラでも軒高がそろっていて、足元が水辺で統一されていればまとまりとして見えるのが不思議。ここでもカーテンは閉まっていない。
徹底的に個性が競い合わせる連棟住宅の作り方をもっと拡張して街を作ったらどんな街になるのか気になる。

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裏側。メインのファサードは水辺側でこちらは裏通りという雰囲気。

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West8による橋。

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登ってみると意外と高い。うねっているので登って行く途中に踏面の間から水面が見えて怖い。

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中層住宅と公園のようなオープンスペース。
このオープンスペース、住棟を斜めに分断するように作られていて単調になりがちなストリートに変化を出している。

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しっかりと作られた住宅だけかと思いきやなんとボートハウスもたくさん。

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ちゃんと番地まで振りあてられている。

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大規模な集合住宅。
左はWest8設計のThe Whale、右はNeutelings RiedijkのIJ tower。
The Whaleは形は奇抜だがそれだけという感じがする。中庭があるものの、人が入れないようになっているし、片廊下が中庭側に作られていて殺風景で何のために中庭を作ったのかがよくわからない。
IJ towerは全く入れないので何ともいえず…。

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となりのKNSM島へ。

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面白いアプローチ。

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超ミニサイズの車。おそらく1人乗り。
なぜかこのエリアでよく見かけたが、こんな車大きな通りじゃ怖くて乗れないんじゃないか。トラックとかにぶつかったら一発だろう。

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ヨー・クーネンによる円形の集合住宅。

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The whaleよりはましだが、やはり中庭が何かもったいない気がする。

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大規模集合住宅が集まるエリアへ。

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つぎはぎのような建物が中庭を囲む。狙ったデザインなんだろうか。

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中庭同士を運河に架かる橋がつなぐ。

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このパターンが何度か繰り返される。
こちらよりボルネオ・スポールンブルグ島の方が洗練されている感じがする。

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歩いていたら突然目に入ってきてビビる。

中心部に戻ってくる。
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レンゾ・ピアノ設計の科学技術センターNEMOへ。見ての通り港に浮かぶ浮かぶ船のイメージらしい。
なにかピアノの建築はあまり好きになれない…。

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開館中は誰でも屋上へ階段で登ることができる。
ただ、大きな道路が走っており、このふもとまでが少しアクセスしにくい。
ふもとにもきれいでくつろげる広場を作ったらもっと面白そう。

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港と街を一望できる。道路がこの建物の地下へもぐっていくのが不思議な感じ。

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一番上にはレストラン。夏の晴れた日には気持ち良さそうな場所。

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中にはCafe Renzo Pianoがあり、壁にはこの建築のスケッチが。ヨーロッパにおける建築家の地位の高さがうかがえる。

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港には映画にでも出てきそうなかっこいい船。

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近くにはオランダ建築センターArcam。都市模型を期待していくも、ちょっとしたパネル展示がされているだけでほとんど何もない…。

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自転車道。路上駐輪も多い。

3日目(2012/1/25)
電車で近郊のアルメラへ。
アルメラの再開発はOMAによるマスタープラン。
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駅の近くには人工的な公園。ロッテルダムに続き、作為的な公園のデザインには違和感を感じる。

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UNスタジオによるオフィス。
一見、表情のない普通のオフィスに見えるが…、

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街区を貫く中庭兼ストリートのような空間がめちゃくちゃカラフル。

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だれでも通り抜けられて散歩しているような人も見かける。
こんな特殊な空間を公共的にだれにでも開放するなんてかなりの周辺へのインパクトだろう。

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高反射率で、事務所の中はあまりのぞかれないと同時に歩いている自分の姿が映る。

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しかもこの壁面はただカラフルに色が塗ってあるだけでなく、対面の壁の色や空の色などを反射するため、歩くのに合わせて色が微妙に変化し続けるような見え方をする。
晴れの日に来たらもっときれいなんだろう。

商業施設などが集まるエリアへ。
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クリスチャン・ド・ポルザンパルク設計の商業施設De Citadel。
面白いのは商業施設の上に集合住宅がのっかっているというプログラム。
見上げると集合住宅っぽいところが見える。

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集合住宅の地盤を持ちあげてその下に商業施設を挿入しているような作り方。分断された屋上をブリッジがつないでいる。たまに住人が歩く様子が下から見えるのだろうか。

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テラスのようなものが飛び出ていたり、明らかに集合住宅という感じの高層棟がのっかっていたりして、地上部分が商業施設だけで完結せずに集合住宅を視覚的に取り入れているのが面白い。

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集合住宅の入り口は1ヵ所に集約されている。

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建物は道路の上にかぶさるように作られていることに気づく。

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湖の方へ向かいつつ、こういうショッピングセンターの設計を建築家にまかせるということが日本でももっとあっていいんじゃないかと思った。

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OMAによる映画館と店舗の複合施設。
その前に見える片持ちの階段のようなものはベンチのように使われていた、

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映画館のゲートがあってエントランスまでしか入れず。
だが、チケットカウンターやグッズショップもこの大階段上にあって、おそらく映写室の入り口付近までこの階段は続くように見える。普通の映画館でないことは確か。

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OMAインテリアのケンタッキー。

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降りてちょっと登ってまた降りるという変な階段。
アート作品なら分かるが実用的な階段として作ってしまっている。しかもその隣には普通の階段。だれが使うんだろう…。

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そして湖に立つのは日本人建築家ユニットSANNAのミュージックシアターDe Kunstlinie。
そういえばSANNAの建築を見るのは初めてな気がする。

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エントランスホールには細い柱が並ぶ。
SANNAのイメージといえば、細い、薄い、白い。この建築、すべてが当てはまる。

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バーを通して湖が見える。

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構成としては四角い部屋が通路と中庭を介して並ぶ。

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通路から部屋のアクティビティ―を通して湖が見える。白さも相まって美しく活気の感じられる空間。

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通路の突き当たりはそのまま湖へと開け放たれている。
ガラスサッシが見えないようになっていて、直接湖につながっていくように見える。

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この日はレッスンがあったのか子供たちがたくさん。ピアノの音や子供たちの騒ぎ声も聞こえてきてとても生き生きとした空間に思える。

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白さに赤いベンチが映える。

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SANNAがこの建築でやりたかったことはこれなんじゃないだろうかと思った一枚。
四角い部屋がガラスで仕切られているので、異なるアクティビティ―や中庭、カーテンや家具などのしつらえ、そして湖がレイヤー上に同時に目に入る。建物内を周遊できるように通路を配することでそのレイヤー状の光景が次々に移り変わる。
特にここはその場面が四角い窓枠のようなもので切り取られている。

傾いた柱や壁、奇抜な形の建築が支配的なアルメラで、あえて四角い箱でこんなに繊細な空間をつくるなんてすごすぎる。日本に帰ったらぜひSANNAの他の作品を見に行きたくなった。

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そして再度ぶっとんだ形の建築。

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Meyer en Van Schootenによる公共図書館。

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この図書館は全ての空間が一つに連なっているような印象が強く、回遊性が高い。
書架も曲線的に作られていて、自由に歩き回って本を探索するような体験ができて楽しい。

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ストリートに沿った長いスロープ。

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エントランスの吹き抜け。老若男女多くの人でにぎわっている。

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隣の商業施設の屋上がのぞける。普通の住宅街のような光景が垣間見れて驚く。

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屋根裏のような雰囲気の閲覧室も。机が中庭に面した窓に向かっているのは外の環境がわかっていい。

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図書館の中なのにおしゃれなカフェもある。他にもテレビゲームができるようなコーナーもあって、本当に市民の人たちが楽しめる場所という感じがする。図書館は公共のものという高い意識を感じる。

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ベルギー人建築家Robbrecht en Daem Architectenによる現代美術館。

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まさかの野ウサギの群れを発見。

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もともと別な場所でやっていたコンテナをコンセプトとしたプロジェクトをここにも適用したらしく、本当にコンテナを美術館にしましたという感じ。

美術館のお兄さんに建築センターがあるということを聞き、急いで湖の方に戻る。
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アフリカに関する面白そうな展示がやっていたが、時間がなかったのでやむなく都市模型だけ見る。
マスタープラン的には碁盤目状に並んだ街区に斜めのストリートを挿入したというのが主要な提案の一つだったようだが、歩いてみるとそこまでそれは気にならなかった。
都市計画はスケールが大きいので、計画の意図が身体感覚では感じられらないというのはよくありそう。

前評判ではアルメラはひどいという話をどこからともなく聞いていたが、市場が出ていたりもして多くの人でにぎわっているし、ガチャガチャしたものは多いものの良い建築もあって、そんなに悪い街ではない気がする。

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アムステルダム駅まで戻りバスでブリュッセルへ帰宅。

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